水無月
【みなづき】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 水無月
旧暦六月の異称。新暦では七月頃にあたる。『万葉集』には「六月の地さへ割けて照る日にも 我が袖乾めや君に逢はずして」(作者不詳)という歌がある。真夏の日照りで地割れが生じるような陰暦六月の気候を詠んだものだ。そこで暑さで水が涸れるミズナシ月とし、水無月の字をあてたといわれる。
農業に関係させてタミノツキ(田水乃月)、ミズナヤミヅキ(水悩月)を語源とするという説もある。カミナリ月に由来するともいわれるが、やはり水と関係するとみるのが妥当のようだ。水上をミナカミと読むことから(ナはノの意)、水月=ミナヅキとする説もある。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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