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初鰹
【はつがつお】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 五月

 「目には青葉山郭公初松魚」(山口素堂)。初鰹が珍重されたのは近世になってからで、とりわけ江戸では高価なハシリのカツオを、女房を質に置いても買い求めるのが江戸っ子の粋とされた。
 カツオは熱帯産の回遊魚で、黒潮に乗って太平洋沿岸を北上し、青葉若葉が生い茂り、ホトトギスの鳴く初夏の候に、伊豆半島や房総半島沖が好漁場となる。サオによる一本釣りで釣られたカツオはその日のうちに、飛脚によって江戸に届けられたというから高価になるのも当然である
 勝浦という町が、徳島県、和歌山県、千葉県にあるが、その地名はカツオ浦に由来するという。今日でも、カツオ水揚げの大半を占めるのは千葉県の勝浦漁港である


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214