五月
【さつき】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 五月
旧暦五月の異称。サに皐の字をあてて皐月とも表わされる。花のサツキ(サツキツツジ)は旧暦五月に咲くことからの命名であり、月名の語源にはならない。
田植え時期であることから、サナエ(早苗)月やサオトメ(早乙女)月の略とする説が古くから主張されているが確証はない。サッと苗が伸びるからとか、苗をサ(挿)す月だからとか、夜が短いからサヨ(狭夜)月に由来するという説もある。「騒ぐ・荒ぶ」などにかかる「さばへなす」という枕詞がある。旧暦五月頃の蝿が騒がしいことを表わしたもので、五月蝿という漢字があてられる。そこで、古くはサそのものが、五月を意味する言葉だったともいわれる。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
|
-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。 |
|
出版社:
暦の雑学事典[link] |