釈奠
【しゃくてん】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 卯月
孔子祭・聖廟忌・おきまつりともいう。古代中国では先聖先師をまつり、後漢の明帝以後、とくに孔子をまつる典礼となった。釈も奠も、置くという意味があり、先聖先師に供物を捧げることから釈奠という。東京の湯島聖堂では、毎年、四月の第四日曜日に行なわれるが、地方によって異なる。
日本では大宝元年(七〇一年)に行なわれたのが最初である。以後、二月・八月の上の丁の日と定められ、日食などと重なる場合は、中の丁の日に行なわれた。室町時代に廃絶したが、江戸時代に復興した行事。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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