data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

春霖・菜種梅雨
【しゅんりん・なたねづゆ】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 弥生

 三月下旬から四月にかけてしとしとと降る長雨のことを春霖という。ちょうど菜の花が咲く頃なので菜種梅雨ともいう。
 菜の花とはアブラナ(油菜)の花のことで、その種子が菜種である。灯火用のナタネ油を採るために、江戸時代には関西で広く栽培された。「菜の花や月は東に日は西に」という有名な蕪村の句は、一面の菜の花畑に沈む夕日と、東の空にのぼる月を絵画的に詠んだものである
 明治以降は石油が灯火に使われるようになり、アブラナ栽培は激減した。現在、伊豆や房総半島などで栽培されているのは、野菜として菜の花で、アブラナ科の植物ではあるがナバナと呼ばれる。


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

曜日の順番  七曜の起源と意味  干支紀年法と干支紀日法  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214