啓蟄
【けいちつ】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 弥生
二十四節気の一つ。旧暦の二月節、新暦の三月六日頃にあたる。家の中に謹慎することを蟄居というが、蟄とはもともと虫が冬ごもりすることを意味する。冬ごもりの虫が、戸を啓くように、穴からはい出てくる時候なので啓蟄という。啓蟄は俳句の季語にもなっている。
中国では二十四節気をさらに三等分した七十二候というものがつくられた。啓蟄の第三候である「鷹化して鳩と為る」は、猛禽類である鷹も、この頃の穏やかな気候によって、優しい鳩に転じてしまうという意味である。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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