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弥生
【やよい】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 弥生

 旧暦三月の異称。語源としては、「やや(漸)おひ」説、「やまいろえひ(山色酔)」が転じたなどという説もあるが、草木がいよいよ生い茂るという意味の「いやおひ」説が主流である。『日本書紀』では三月をヤヨヒと読ませているが、『古事記』や『万葉集』に用例はなく、平安時代以降になって多く登場するようになる。『枕草子』には、「やよひ三日は、うらうらとのどかに照りたる。桃の花のいまさきはじむる。柳などをかしきこそさらなれ……」とある。ヤヨヒに弥生の漢字があてられたのはいつのことかはわからない。なお旧暦三月は晩春・季春とも呼ばれる。末子のことを季子というように、季には末という意味がある。


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

自然暦  年月日の基準  神無月  

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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214