data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

年内立春
【ねんないりっしゅん】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 如月

 『古今集』に「年の内に春は来にけり 一年を去年とやいはむ 今年とやいはむ」という在原元方の歌が載っている。旧暦において正月は、二十四節気の雨水(正月中)を含む月とされている。しかし、二十四節気に対して、暦は毎年ずれるために、雨水の前の立春(正月節)が、前年の一二月に含まれることがしばしばあった。これを年内立春という。右の歌は年内立春のとまどいを詠んだものである
 「春や来し年や行きけん小晦日」という芭蕉の句もある。旧暦において月末(みそか)は月が籠もる日なので晦と呼ばれた。年末はとくに大みそか=大晦日といい、その前日を小晦日という。句作した年(寛文二年)は一二月二九日が立春だったのである


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

臘月  早生・中稲・晩稲  曜日の順番  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214