検診難聴
【けんしんなんちょう】
【標準治療】 コラム > 耳鼻咽喉科
難聴の自覚がまったくないにもかかわらず、学校検診の聴力検査で初めて難聴が判明し、耳鼻咽喉科を訪れるケースがあります。各種検査の結果、器質性障害が否定されると検診難聴と呼ばれます。1984年、日本で初めて報告された難聴疾患で機能性難聴の1つに分類されますが、心因性難聴と異なるのは本人の難聴自覚がない上に日常生活にも支障なく、聴力検査だけが異常を示すということです。しかし、背景に心理的要因が存在することも多いといわれており、器質性疾患との鑑別診断は大変重要です。検査法は心因性難聴と同様ですが、確定診断がつけば積極的な治療を行わなくても自然軽快することが多い疾患です。 (飯塚尚久)
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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