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三毛猫
【みけねこ】

雑学大全2生物の不思議 > 動物

ネコの模様といえば三毛、トラ、ブチなどが定番だが、三毛とはその名の通り三色が入り交じった模様ということだ。といっても何色でもいいわけではなく、基本的には大きく二種類に分かれている。一つは「黒・白・茶」の組み合わせ。もう一つが「こげ茶・白・茶」のパターンだ。おもしろいことにこの三毛猫、メスばかりでオスはほとんどいない。というより、オス猫で三毛の模様になることはほとんどないのである。これには遺伝子が関係している。ネコは人間と同じように、X染色体とY染色体で性別が決まる。XXはメス、XYはオスになる。そして、白以外の色を決める遺伝子はXにだけあり、黒か茶色のどちらか一色の遺伝子を持っている。メスにはXが二つあるので、「黒黒」「黒茶」「茶茶」という組み合わせができる。このうち「黒茶」というものが、遺伝子の別の部分から白の形質を受け継ぐ三毛猫ができ上がるというわけである。オスはXが茶なら茶色に、黒なら黒に決まってしまうため、ほかから白の形質を受け継いでも三毛にはならないのだ。ごくまれに、染色体異常によりXXYという遺伝子を持ったオスが生まれることがある。その確率は数万分の一といわれている。ただし、そのオスには遺伝子に異常があるため、生殖能力がないことがほとんどである。また、頭だけ白かったり尻尾だけが白い猫はいないのは、色を白くする遺伝子は胴体部分に優位にはたらき、頭と尻尾は後まわしになるからである


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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火元責任者  手のひらを太陽に  ヘノカッパ  

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「雑学大全2」東京雑学研究会

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出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305