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ペットフード
【ぺっとふーど】

雑学大全2生物の不思議 > 動物

ペットフードを食べたことがあるという人もいるかもしれない。確かに見た目には人間が食べてもおいしそうに見えるものもある。しかし実際には、人間の口には合わないもののようだ。というのも、動物の種類によって味の感じ方が異なるからだ。たとえば肉食動物の場合、米などの穀物に含まれる炭水化物の味に敏感に反応するよりも、肉の主成分アミノ酸やタンパク質の味に反応したほうが合理的かつ効率的である。人間の場合、祖先はサルの祖先と同じように、樹上でおもに果実を食べて生活していたため、果物の主成分である果糖やブドウ糖の味をおいしいと感じることが有利だったと考えられる。イヌやネコの味覚は人間とはどのように違うのだろう。イヌの場合、舌にある味を感じる器官である味蕾の数が少ないため、あまり味に敏感ではないという。しかし甘味に対しては敏感で、甘いものをとても好むそうだ。一方、ネコの場合、味蕾は舌の先端、両脇、付け根と舌全体に分布しており、とくに酸味や苦味に敏感な一方で、甘味や塩辛さには鈍感だとか。また、ネコは完全な肉食動物のため新鮮な肉を好み、イヌは腐肉を食べるが、ネコは食べないという。そうした理由から、ペットフードは、その動物がいちばんおいしいと感じる味をメインにつくられている。人間が食べてもおいしくないことが多いというわけだ。また、生活習慣病を予防するためにも、必要な栄養を適切な量だけとれるように成分が調節されていることも多く、その場合は味つけが薄かったりするので、もしかしたらペット自身もあまりおいしいとは思えない味に仕上がっているのかもしれない。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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「雑学大全2」東京雑学研究会

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出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305