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トイレ
【といれ】

雑学大全2生活 > 乗り物

列車のトイレの水には、なぜか青や緑といった色がついているが、これには深い理由がある。列車のトイレスペースは限られているので、汚物をそのまま貯蔵したのではすぐにタンクが満杯になってしまう。そこで考えられたのが、排泄物を固形物と水分に分けて処理するという方法だ。汚物がタンクに落とされると、まず洗浄液で細かく粉砕され、固形物は貯蔵タンクにそのまま貯蔵される。一方、分離された水分は、トイレの水として再利用される。このとき、「ちゃんと消毒、殺菌用の薬品と混ぜて、きちんと処理しましたよ」という印に、青や緑に着色されるというわけだ。もっとも、青い色は、着色されたというよりは薬品の色そのものが混ざったためであることも多いようだ。こうして乗客が排泄した水分は列車のトイレの洗浄液へと生まれ変わるわけだが、列車が車両基地に入るたびに、きれいな洗浄液と交換されるので、延々と再利用されるわけではない。分離された固形物も車両基地で処理される。なお、洗面所の手洗い用の水は再利用水ではないので、ご安心を。ちなみに、昔は、列車のトイレは停車している際には使わないのがマナーとされていた。その頃のトイレは、列車内のタンクで殺菌、脱臭処理をした後、細かく粉砕したものをそのまま車外へ出していたため、停車中の列車でトイレを使うと、プラットホームのすぐ下へ落ちてしまうから、このようなマナーが必要だったのだ。もちろん現在では、そのような心配りは不要である


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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「雑学大全2」東京雑学研究会

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出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305