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乳首
【ちくび】

雑学大全2ヒトの不思議 > 人体

あらゆる動物のなかで、乳房に対する執着心が最も強く、最も乳房が発達しているのはおそらく人類であろうか。人類はたった二つしか乳房がないために執着するのかもしれないが、ほかの動物の多くは、乳首は複数あるのが通常だ。それは、一度に出産する子どもの数に対応しているのだが、たとえばブタは一回のお産で一〇頭ほど子を産む。そのためブタは、乳首を七対一四個も持っているのだ。つまりたくさんの子どもを産む動物は、たくさんの乳首を持っているのである。人間の場合、一度に出産する子どもの数は通常一人か二人、三人以上の子どもをお産する例はまれであるだから当然、乳首は二つきりと思うのだが、それがそうではないという。いつの時代の名残りなのか、乳首が二個以上ある人もいるのだという。首を傾げたくもなるが、そもそも乳首とは、子に与えるためのお乳の出る乳腺の通り道の先である。その乳腺は女性なら生まれたときから持っていて、胎児のときにはその原型ができている。その胎児のときの原型というのが、わきの下から内股の付け根あたりにかけ、体の左右に九対もが形成されているという。その後、胎児が成長するにつれ、胸のあたりの二つだけが発達して、ほかは消えてしまうのだ。ところが、何かの関係で、胸以外の場所に小さな未発達の乳首を持つ人がまれにいる。副乳といって、胎児のときの乳腺組織の名残りなので、男性にはあまりいないようだ。しかも、実際の副乳は大きなものではなく、イボやほくろのような感じについているので、自分でもその存在に気づいていない人が多いという。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305