空港
【くうこう】
【雑学大全2】 地理 > 場所
「空港」と「飛行場」。言葉が違うのはわかっているが、それをあえて区別して使っている人は少ないだろう。言葉が違うからには、やはりその意味は多少違っている。どこに違いがあるのだろうか。航空法によれば、飛行場とは、「航空機の離着陸に使われる陸上または水上の限定された区域」とある。当然、飛行機の進入に必要な機材や滑走路が整備されていなければならない決まりだ。飛行場の種類には、陸上飛行場、水上飛行場、陸上ヘリポート、水上へリポートの四つがあり、用途によって公共用の飛行場と私用の飛行場とに分ける場合もある。一方、空港整備法によると、主として航空運送に使われる「公共用の」飛行場を空港と呼んでいる。どうやら、単に飛行機が離着陸をするかどうかということではなくて、公共用であるかどうかが「飛行場」と「空港」の違いでもあるようだ。空港の場合は、飛行機の離着陸ができるだけではなく、乗客の乗降のための設備や乗り継ぎのための設備、ほかの交通機関の確保、レストランやトイレなどのサービス施設も必要な条件となる。つまり、一般人が使用できない軍用施設や自衛隊基地、アメリカ軍基地は空港にはならず、規模が大きくてもあくまで「飛行場」というわけだ。そのため、一般的には、民間の飛行場には「○○空港」、軍用飛行場には「○○飛行場」という名称が使われている。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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