浦島太郎②
【うらしまたろう】
【雑学大全2】 そーだったんだ! > フィクション
カメを助けてあげたのだから、もっとご褒美のようなことがあり、いいことになって終わりそうなものなのだが、現実は厳しく浦島太郎に降りかかってくる。ちょっとかわいそうな気もする物語なのだが、一説によると、また別のラストシーンがあるという。それは、玉手箱を開けた後の話がまったく違っていて、なかから紫煙が三筋立ち上って、太郎はたちまち老翁となり、その後、鶴と化して大空に舞い上がっていくというものだ。文面の最後はこうだ。「その後、浦嶋太郎は、丹後国の浦嶋の明神と顕れ、衆生済度し給へり。亀も同じ所に神とあらはれ、夫婦の明神となり給ふ。めでたかりけるためしなり」おじいさんになってしまうだけでは、かわいそうな話だが、こちらのラストシーンのほうが、めでたしめでたし、である。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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出版社:
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