レセプト債
【れせぷとさい】
【時事用語のABC】 医療・健康 > 技術・仕組み
医療機関の診療報酬請求権(レプト)を基にした債権。日本の医療機関で受診した場合、受診者は診療報酬の一部の負担金だけを支払い、残りは医療機関が国民健康保険や健康保険組合に請求する。レセプト債はその権利を買い取って証券化したもの。診療報酬は請求から支払いまで2カ月ほどかかる。すぐに現金が必要な医療機関はこの権利をファンドなどに売却し、ファンドは診療報酬を基に債券を発行し、運用する。確実に支払われるため、リスクが低いとされる。
しかし、2015年にレセプト債を発行・運用していた資産運用会社など4社が破綻して投資家が227億円もの償還を受けられない可能性があるトラブルが起きている。(A:2016/3)
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