恵方巻
【えほうまき】
【時事用語のABC】 イベント > 暦・記念日
恵方巻は節分の行事。節分は「季節を分ける」という意味で、本来は立春、立夏、立秋、立冬の前日をいうが、特に立春の前日を指すようになった。節分の行事としては豆まきが長く親しまれていたが、もともと近畿・中国地方で知られていた「恵方巻」が近年、全国的に普及した。1998年にセブンイレブンで恵方巻が全国発売されたのを皮切りに、翌1999年、ローソンが全国発売を開始。2003年にはファミリーマートが、2005年にはサークルKサンクスが続き、全国的な認知度を獲得していった。博報堂生活総研の2011年の調査では、節分に行った行事で「恵方巻を食べた」(48%)が「豆まきをした」(44%)を上回っている。「恵方」とはその年の福徳を司る神・歳徳神がいる方位のこと。恵方は毎年変わり、2014年は東北東となる。そちらに向かって太巻きを無言で食べる。切らずに食べるのは、縁を切らないようにするという意味がこめられている。また無言で食べるのは、喋ると福が逃げるといわれているため。便乗商品も各地に数多くある(シュウマイ、麩菓子、ケーキ、バームクーヘンなど)。
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