もんじゅ
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【時事用語のABC】 社会 > インフラ・公共施設
福井県敦賀市にある高速増殖炉のこと。
日本原子力研究開発機構が発電用高速増殖炉としての発電プラントの信頼性実証、ナトリウム取り扱い技術の確立などを目的とし、高速増殖炉技術の実証と、高速増殖炉の実用化に向けた研究開発を行っている。発電できる高速増殖炉としては日本では唯一の原子炉。
2010年8月に炉内の装置が落下する事故が起きて以来、試験運転を停止しているが、日本原子力研究開発機構では試験運転再開を目指してきた。
しかし、東京電力福島第一原子力発電所事故をうけ2012年に発足された原子力規制委員会による検査の結果、約1万点の機器の点検漏れがあるとし、管理体制の改善が図られるまで運転再開にむけた準備にはいることを認めないとした。
委員会が命じる対策の内容によっては、再開の準備が大幅に遅れる可能性が出てきた。かつては「夢の原子炉」と呼ばれ約1兆円の公費を投じており今も維持費に1日約4000万円かかるといわれている。保守管理や運用には高度な技術が求められ今後も問題は山積である。
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