赤ちゃんポスト
【あかちゃん・ぽすと】
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親が養育できない新生児を引き受けるしくみ
人目につかない場所に36度前後の適温に保たれた保育器を設置し、新生児を養育できない親が預け入れるしくみとなっている。赤ちゃんポストに新生児が置かれると、センサーが作動して施設内で警報が鳴り、すぐに看護師や助産師などが駆けつける。
海外の例では、ドイツ・ハンブルクでキリスト教系の社団法人が2000年に赤ちゃんポストを設置し、現在では70か所以上に広がっているという。
一方、親が子どもを置き去りにする行為は、保護責任者遺棄などの刑法や児童福祉法、児童虐待防止法といった法律に触れる可能性があり、赤ちゃんポストの運用には安全や健康に関する配慮を徹底する必要がある。また、倫理的な観点から否定的な意見も多い。
熊本市は23日、赤ちゃんポストの設置許可を申請している同市内の慈恵病院に対し、検討課題に対する回答を求めた上で、許可に向けて検討する方針を示した。申請が認められれば日本で初めての赤ちゃんポストの設置となる。
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