かんころ餅[真鳥餅店]
【かんころもち】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 長崎県
五島列島の郷土菓子といえば、かんころ餅。ルーツはかつて東シナ海に出没した倭寇の船上の保存食にあるといい、五島では昔から各家庭で作られてきた。それを行商で売り始めたのが真鳥餅店の初代、眞鳥ふく。以来、半世紀以上。現在は二代目の眞鳥久之さんと奥さんの紅美子さん、そして三代目になる浩次さんが、手作りの製法と素材の質を大切にしながら、伝統の味を引き継いでいる。
原材料のゆでかんころ(干しイモ)は、厳選したサツマイモを10月後半から12月にかけてゆで、寒風に晒して作る。これを湯でやわらかくし、もち米と練り合わせて成形。煎りゴマ、ヨモギ、紫イモ、ピーナッツを入れた4種を作る。それぞれに風味がよく、体にやさしい自然食としての人気も高い。1~2㎝に切り分けて焼くと、外はこんがり、中はふわっとなって味わいが増す。第24回全国菓子博覧会金賞受賞。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |