ざぼん漬[辰巳屋総本店]
【ざぼんづけ】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 長崎県
創業は寛永元年(1624)というから、歴史はゆうに380年を超える。店のある城下町の島原はもとより、長崎県内でも指折りの老舗である。店の代表銘菓・ざぼん漬は、同時に島原の郷土銘菓でもある。島原半島では暖かい気候を生かし、江戸時代初期にポルトガル船が持ち込んだ巨大な柑橘類のザボンが多く栽培されてきた。これを銘菓に仕上げたのが、このざぼん漬だ。
製法は、ザボンの皮を丸ごと乾燥させて、ゆでて水にさらした後、砂糖と水飴の溶液で煮る。これを乾燥させて砂糖をまぶして出来上がり。肉厚ながらしっとりとやわらかい。かなり甘みが強いが、ほのかな香りと苦みは、他にないザボンならではのものだ。この製法をミカンに応用し、四代前の当主が作り上げたみかん漬も好評。ただし、こちらは12月~夏頃までの限定品だ。カステラも自慢の一品。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |