カステラ[福砂屋本店]
【かすてら】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 長崎県
室町時代末期に伝わったカステラ。以来、伝来の地、長崎の名物として有名だが、寛永元年(1624)創業の福砂屋本店は、ポルトガル人から直接そのカステラの製法を学び、380有余年にわたり作り続ける老舗中の老舗だ。創業以来の製法はもちろん手作り。卵の手割りに始まり、泡立て、混合、攪拌、焼き上げまで、古法にのっとり「一人の職人が最後まで仕上げる」手法を今も守る。まさに老舗の矜持である。
特に、卵白を泡立てた後、黄身とザラメ糖を加え攪拌する昔ながらの別立法にこだわることで、しっとりとして馥郁とした味わいのカステラが焼き上がるという。カステラの底に沈んだ、しゃりっとした口当たりのいいザラメ糖の感触を楽しめるのも、この古法ならばこそ。明治時代に創製された、卵と砂糖の配分を多くし、よりふんわりと品のいい味わいの特製五三焼カステラも、代表銘菓の一つとして好評だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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