青丹よし[千代の舎竹村]
【あおによし】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 奈良県
元禄14年(1701)創業の千代の舎竹村は奈良で最古の歴史を誇る和菓子店である。代表銘菓の青丹よしは、和三盆糖と吉野葛、寒梅粉を使って作られる短冊形の落雁。享和年間(1801~04)の頃、法隆寺中宮に滞在中の有栖川宮に献上したところ、奈良の枕詞にちなんで命名されたという由緒ある菓子だ。ピンクと緑の2種類があり、緑には抹茶が入っている。見た目も美しく、品のよい甘さが、おもてなしに喜ばれている。
また、麩焼き煎餅の間に味噌餡を挟んだ野守の鏡は鹿の焼き印が可愛らしい。奈良・林神社ゆかりの奈良饅頭にも鹿の焼き印と林の焼き印が付いており、それぞれ白餡、赤餡が入っている。このほか、二月堂のお水取りの時期にのみ販売される椿の形の練り物の生菓子・御堂椿など、いずれも奈良の歴史にちなんだ風味豊かなお菓子がずらりと揃っている。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
|
料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
|
出版社:
全国五つ星の手土産[link] |