五智果[桃林堂]
【ごちか】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 大阪府
東京・上野と青山にも風流な店舗を構える桃林堂だが、その本社は八尾。創業は大正14年(1925)。昭和39年に現住所に工場を新築し、豊かに湧き出る井戸水を使って、餡作りを中心に菓子の製造を開始した。1000坪の広さがある本社工場は陌草園と呼ばれ、100種類以上の草木を植え込んでいるのが自慢。
その工場で作られているのが旬の野菜や果物を使った五智果。蕗の青、蓮根の白、人参の赤、金柑の黄、無花果の黒から5つの知恵を象徴する五智如来にちなんで、故中村直勝文学博士に名付けられた銘菓だ。砂糖だけでじっくりと煮た素朴な菓子だが、素材の旨みが凝縮されているのに驚かされる。色合いも美しく日持ちもよいので、贈り物に喜ばれそうだ。このほか、もなか大坂、小鯛焼、丹波大納言寒天ぐるめ、生みずようかんなど、いずれも評判の高い和菓子が揃っている。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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