どら焼[笹屋伊織]
【どらやき】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 京都府
伊勢の菓子職人だった初代が京都御所から招聘され、享保元年(1716)に創業。かつてはその御所と神社仏閣、茶道の家元の御用だけを勤めていた老舗だ。その高い技術から生み出される銘菓の代表がどら焼。しかし同店のそれはいわゆるどら焼とはかなり異なり、薄皮に棒状のこし餡をのせて、くるくると巻き込んだ棹菓子。熱した銅鑼の上で薄皮を焼くからどら焼というわけだ。五代目当主が東寺の僧から、副食となる菓子を依頼されたことから創案、たちまち評判になった。だが焼く手間が大変。そこで月に一度だけ東寺参拝のみやげになるよう、弘法大師の命日の21日をはさむ3日間に売り出すことにしたという。
このほか、焼き菓子の千客万来、お手作り最中なども人気がある。見た目もあでやかな季節の上生菓子も好評だが、非常にデリケートなので店舗のみでの販売となっている。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |