長五郎餅[長五郎餅本舗]
【ちょうごろうもち】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 京都府
北野天満宮の参道に、天正年間に開かれた茶店が始まり。店名にもなっている長五郎餅は、天正15年(1587)に豊臣秀吉が催した北野大茶会に献上された餡入り餅。たいそう気に入った秀吉が、当主の名をとり命名したという、非常に由緒正しい銘菓だ。以来、今日に至るまで420年にわたってその味を守り続けてきたことはまさに驚き。
薄絹のようになめらかな羽二重餅であっさりしたこし餡を包み、優しく丸めた餅は、触れただけで形が崩れてしまうほどやわらかい。見た目は素朴でとりたてて特徴はないが、口にすると何かが違う。優しい口当たりと、品の良い味はやはり別格のものだ。毎月25日の北野天満宮の縁日に境内に店を出すことを許されているのも老舗ならでは。このほか、こし餡を編み笠風の皮で包んだ焼き菓子・里ごころや、東風せんべいなど人気銘菓も少なくない。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |