羽二重団子[羽二重団子本店]
【はぶたえだんご】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 東京都
羽二重団子は文政2年(1819)の創業以来の江戸の味を、当時のままに伝える名品にして名店。店はもと王子街道沿いの藤の木茶屋として親しまれ、明治以降は夏目漱石『吾輩は猫である』や司馬遼太郎『坂の上の雲』など、多くの文学作品にも登場する。晩年を近くの根岸の里に住んだ俳人・正岡子規も一句を残した。
「芋坂も団子も月のゆかりかな」
「羽二重」の名は、団子の生地がまるで練絹の羽二重のようにきめ細かいことから名づけられた。昔は「芋坂下の大団子」と呼ばれるほど大きかったが、現在は食べやすさを考えて少し小ぶりになった。団子といえば神仏に供えることから丸いのが普通だが、この団子は人間が食べるのだからと、神仏に遠慮して平たくのしてあるのが特徴だ。少し焦げ目がついた生醤油の焼き団子と、さらさらのこし餡の2種があり、店内の喫茶室では熱い煎茶と一緒に楽しめる。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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