初夢漬[鶴泉堂]
【はつゆめづけ】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 千葉県
天明元年(1781)に創業されて以来、和菓子一筋に打ち込んできた老舗で、現在店を守る大川功修さんは九代目。店の名を高めている初夢漬は、全国でも珍しいナスの砂糖漬け。初代が創出した伝統銘菓だ。地元の農家から購入した秋ナスのヘタを取り、秘伝の煮汁で茹でた後、皮をむいて上白糖のシロップで煮込んでは休ませる。その工程を8回繰り返し、1カ月以上の期間を経て完成する。「手間ひまを惜しまず、一つ一つ昔ながらの手作りをしています」と大川さん。秋ナスの仕込みは年1回のため、その年の天候に左右されやすく、品切れになることもあるという。
上白糖をまぶされたナスは雪が降り積もったように真っ白で美しい。豊かな甘みはお茶請けにもよく合う。初夢の縁起物にちなみ、初釜で利用されたりもするそうだ。千葉名産の落花生を使った落花煎餅も人気がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
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