まゆこもり[田島屋]
【まゆこもり】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 群馬県
明治初期に官営製糸工場が設立された富岡で、明治中期に創業した田島屋は、「地元富岡にちなんだ和菓子作りを心がける」のが初代以来の社是。看板商品のくず湯まゆこもりは、この精神にのっとり、日本の近代化のさきがけの一つとなった製糸業にちなみ、繭をモチーフにしている。本場奈良県吉野の本葛を、真っ白な繭形に仕上げており、熱湯に溶かしたときのぷるんとした食感は、幼い頃の懐かしい味わいを思い出させる一品。
富岡にちなんだ菓子作りの伝統は今も守られており、平成17年には、同じく繭の形をした最中を発売、まゆくわ最中と名付けた。どどめ(桑の実)と桑の葉を餡に練り込んだ2種類で、甘さの中にほんのりと隠れた渋みが魅力。どちらも無添加で保存料を使わず、原料の桑が生活習慣病などに効くという、まさに味と薬効の一石二鳥の銘菓である。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
|
料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
|
出版社:
全国五つ星の手土産[link] |