家伝ゆべし[かんのや本店文助]
【かでんゆべし】
【全国五つ星の手土産】 北海道・東北 > 福島県
江戸時代末期(1860年代)に福島県三春町で創業した老舗。代表銘菓の家伝ゆべしは、当主の菅野文助が考案したと伝わる名品だ。独特の三角形は、三春城主・田村氏の先祖、坂上田村麻呂が2羽のタンチョウに育てられたという故事にならい、鶴が翼を開いた形を表現したものである。
つややかなべっ甲色の餅菓子で、中にこし餡が包まれ、口に入れると、優しい甘さとかすかなしょっぱさが広がっていく。もっちりとした皮は、コシが強く歯切れがいい。品が良くあっさりとした餡との相性も絶妙。美味しさの秘密は、皮にうるち米の上粉を使っていること。これに上白糖など10種類の厳選した材料を加え、練って蒸し上げて熟成させ、自家製の餡を包んで再び蒸し上げる。手間ひまかけた職人の技が光る一品だ。郷土民芸品をかたどった三春駒も人気がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |