時雨の松[永井屋菓子店]
【じぐれのまつ】
【全国五つ星の手土産】 北海道・東北 > 山形県
米沢藩の菓子処として享和2年(1802)に創業。地元産の青畑豆に白砂糖と水飴を加えて菓子を作り、時の名君・上杉鷹山に献上したところ、大いに賞賛された銘菓・時雨の松で知られる老舗だ。以来、代々原料を吟味し、製法に改良を加えて現在の形となった。色鮮やかな緑と豊かな香り、ふんわりとした甘みは鷹山公の時代をしのばせてくれる。お茶うけにも最適な一品である。菓子名は時雨に色を増す庭の松をイメージしてのものだが、名付け親はその鷹山だと伝えられる。
同じく同店の代表商品の一つ、くるみゆべしは、上杉謙信の戦場における兵糧だった餅をヒントに生まれた。味噌、醤油をベースにした餅にクルミを混ぜ、小豆をいっさい使わないという独自の製法は一子相伝。こちらも郷土の伝統的な銘菓として好評。枝豆の餡のずんだを餅で包んだ大黒舞もさっぱりした甘さで人気がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |