江戸蕎麦 ほそ川
【えどそば ほそかわ】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 墨田区
暖簾をくぐり店内に入ると、三和土の床と珪藻土に覆われた壁が癒しの空間を広げている。テーブルはゆったりと置かれ、大きな窓には外界を遮るように緑が映え、その雰囲気はまるで隠れ家のようだ。
店は平成15年、埼玉県吉川から現在地へ移ってきた。「そばの基本は原料」。これが店主・細川貴志さんのそば打ちの原点だ。細川さんは店がまだ埼玉県にあった頃、全国の農家を訪ね歩き、茨城県金砂郷でやっと自分の探し求めていたそば粉に出会ったという。今では金砂郷に農園をもち、自らそば栽培を行い、足りない分は、その周辺から仕入れている。
細川さんのこだわりは器にもある。陶器は、自らギャラリーや窯元に出向いて購入したもの。信楽焼、美濃焼のほか、有名作家の陶器も惜しげなく使っている。そばは産地ごとの十割の細打ちで、また1日20食ほど太めの田舎そばも打つ。じっくりとそばを味わってもらいたいため小学生以下は来店不可。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |