十六文そば七(閉店)
【じゅうろくもんそばしち】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 千代田区
鉄筋5階建ての1~2階が店舗。重々しい木戸を開けて店内に入ると格子窓や紫檀の無垢材を使った分厚いテーブル、ぼんやり点る明かりなどが、ビルとは思えぬ田舎家風の雰囲気をかもし、壁に貼られた俳優や漫画家、テレビアナウンサーらの色紙も目にとまる。
看板メニューはかつそば。ある日、メニューを見ていた女性から、かつを食べたいのだが、かつ丼以外にかつを使ったメニューはないかと尋ねられ、それをヒントにして、そばの上に玉子でとじたかつをのせて出したところ評判となり、以後店の看板商品になったという。「うちが元祖かどうかはわかりません」と、店主の田村均さん。見た目はかつ丼そっくりだ。
左党に人気なのがほろ酔いセット。日本酒1合に4品のつまみ付きで、日本酒をビール(大瓶)に替えるとプラス100円。平成の時代に入ってから、まだ一度も値上げしていないというのが、店の自慢でもある。そばは手こねの機械打ち。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |