せきぐち亭
【せきぐちてい】
【東京五つ星の肉料理】 牛肉料理 > 渋谷区
フランス料理出身のオーナーシェフ・関口康史さんは「洋食は日本人の食べもの。だからご飯・味噌汁・醤油ベースの料理が、うちの店の三本柱」という。甘みがあって醤油味によく合うからと、肉は米沢牛がメイン。野菜、特にトマトを多く使うデミグラスソースは甘味・酸味・苦味がほどよく溶け合って、店主が強調するまでもなく、ご飯にぴったりだ。
きめの細かさが評判のハンバーグは、米沢牛の挽肉と宮崎県産無菌豚の挽肉を6対4で混ぜて二度挽きし、鍋に白ワインを振って、その湯気で蒸すようにして焼く。みっしりとしかもやわらかく、歯ざわりは滑らか。デミグラスソースとの無二の相性を、また和風ソースでは、際立つ肉の甘さを楽しみたい。季節の野菜を彩りよくあしらったビーフシチューは、10時間もことこと煮込んだ肉が、熱くほろほろ崩れてご飯にからむ。
こんなハートウォームな食事をいただけば、店主の願いどおり、客がみな笑顔で帰っていくのは間違いなさそう。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の肉料理」岸 朝子/選 |
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とんかつ、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、桜鍋、ハンバーグ、ビーフシチュー、軍鶏料理……あらゆる肉料理から、東京でこれぞという名店を料理記者・岸朝子が精選に精選を重ねて紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の肉料理[link] |