雷門 三定
【かみなりもん さんさだ】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 天麩羅の名店厳選52軒 > 台東区
天保8年(1837)の創業は、東京の天ぷら屋では最古。屋号は初代・三河屋定吉の名前から2文字をとった。当初、店は人形町にあり、明治26年(1893)現在地に支店を開いた。その後本店は閉店。以後、三定の暖簾は、ここ浅草の店が守りつづけている。
特製の胡麻油で揚げる三定の天ぷらの見かけはやや黒っぽい。歯ごたえは軽く、口中に豊かな胡麻の風味が広がる。名物は大・中・小と3種類あるかき揚げ。小はふつうの大きさ、中は小の約3倍、大に至ってはなんと厚さ約10㎝、直径30㎝ほどもあるビッグサイズだ。健啖家であってもとてもひとりでは食べ切れないだろう。
店には、今でいう「オーナーシェフであること」という意味の家訓が伝わる。代々、店主自ら厨房に立つことで昔と変わらぬ味を提供。老舗といえどもおごりのない庶民的な雰囲気が愛されて、いつ訪れても観光客などで賑わっている。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |