▼ブリ文化圏とサケ文化圏
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【旬のうまい魚を知る本】 >
日本はブリ文化圏とサケ文化圏に大きく分けられるそうだ。この説によると、新潟県の糸魚川と静岡県の天竜川を線で結び、北側は正月にサケを用いて、南側は正月にブリを使うという。
ブリの産地である氷見(ひみ)(富山県)や宇出津(うしつ)(石川県)では、年の暮れになると里から嫁ぎ先にブリを贈る習慣がある。嫁ぎ先ではこの料理を正月用の膳に並べて新年を祝う。博多(福岡県)周辺でも塩ブリを嫁ぎ先に贈る。これを嫁御鰤といい、正月の4日間はこれを具にした博多雑煮で祝う。山国にもこの習慣がある。松本(長野県)周辺では、飛騨鰤料理で正月を祝う。飛騨鰤とは富山湾で漁獲したブリを塩漬けにして、飛騨高山を経由して運んだことから、この名で呼ばれる。けっして海のない飛騨でとれたブリではない。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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