▼側線部にゼンゴと呼ばれる楯鱗を持つ
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【旬のうまい魚を知る本】 >
アジの語源は俗に「味がよい」といわれるが、真偽のほどはよくわからない。魚偏に参の字が当てられるのは、3月から味がよくなると思われていたからであろう。アジ科の魚は熱帯・温帯域に約140種類も生息し、日本近海だけでもマアジのほか、ムロアジやシマアジなど20種類ほどが見られる。この種類の特徴は側線部にゼンゴともゼイゴとも呼ばれる楯鱗があることだ。
単にアジといえば日本沿岸各地に分布するマアジをさす。『今昔物語集』に「鰺の塩辛、鯛の醤などの諸に塩辛き物共を盛りたり」とあり、古くから食べられていたようである。最近では養殖マアジも出回っているし、輸入ものも年々増加している。ことに干物は輸入マアジの割合が高い。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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