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木魚の形
【東京雑学研究会編】

雑学大全そーだったんだ! > 由来

眠気をとるため音を出す仏具が、どうして魚の形なのだろう。昔は、魚は眠らないと思われていた。現在の研究によれば、どんな動物でも眠らないはずはないのだが、魚には瞼がなく、目をつむることがないので、眠らないと誤解されていたのである
その話を聞いたお坊さんが、魚を手本にしようと思い立った。木を彫って魚の形をつくり、眠気をはらうために、それを叩くことにした。
木魚は、お寺でのお坊さん呼び出し道具として使われることもあるが、その音色がよいので、お経のリズムを取る楽器のようなはたらきをするようになった。
眠気覚ましに発明されたはずのこの仏具が奏でる、単調なポク、ポクのリズムを聞いていると、かえって眠くなるような気もするのだが……。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473