data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

モアイ像
【東京雑学研究会編】

雑学大全地理 > 場所

イースター島は南太平洋浮かぶ絶海の孤島である。現在は南米のチリ領となっているが、その本土からも四五〇〇キロも離れたところにある島だ。
ここには巨石文明の一つとして名高いモアイ像がある。島の中には一〇〇〇体もの石像があるのだが、一体この石をどうやって運んだものか。巨石文明の多くと同様、さまざまな謎が残っている。多分、これらの石像は儀礼用の祭壇に、先祖の像として置かれたものではなかったかと推察されている。
モアイ像には目がなく、それがいっそう悲しげな表情に見せているのだが、実は作ったときには目はあったのである
発見されたときには、どのモアイ像にもきれいな目が入っていたらしい。しかし、一七世紀から一八世紀にかけて、島に上陸した白人が目を次々と略奪していったのである。現在は、博物館に一部保存されているだけ。ただ、色の違う石で白目と黒目を彫っただけのものだが、すべてが奪われていった。
侵略者としては、被征服者のシンボルのように立つ像のいちばん美しいところを奪っていくことに、快感を覚えたのだろうか。しかし、目がなくなったことで、モアイ像は、見るものの印象をより強くしているのである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

握手  裁きの豆  ベレー帽  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全

「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全」東京雑学研究会

“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!

出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473