マカロニ②
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生活 > 食べ物
小麦粉を練った食品は、すでに前六〇〇〇~五〇〇〇年頃にはアジア地域にあったといわれる。それが西方に伝わり、食文化の発達したイタリアという土壌においてパスタとして発達したのだ。
また、一三世紀のマルコ・ポーロが中国から持ち帰った「ミエン(麺)」がヨーロッパでパスタが生まれた起源ともいうが、八世紀にはすでにラビオリがあったという記録もあってはっきりはしない。
現代のようにソースとからめて食べるパスタ料理がイタリアに普及し始めたのは、一七世紀のトマトとの出会いがきっかけ。そして、一七世紀半ばを過ぎる頃から、パスタ料理はイタリアから世界に広がっていった。
そのパスタが日本にやって来たのは一八九六(明治二九)年のこと。東京・新橋のコックが、イタリアから持って来たのがはじめとされる。カレーなどと同様、アジアからヨーロッパを経由して定着した食品だ。当時はまだまだ珍しい料理で、一流レストランでしかお目にかかれず、庶民には馴染みの薄い料理だったようだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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