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へそくり
【東京雑学研究会編】

雑学大全生活 > お金

家計から余ったお金を内緒でためたへそくり。言葉のイメージからいけば、主婦がやりくりした大切なお金をお腹にでも、縛りつけておくようなイメージである。つまり、おへその辺りに財布をしまっているような感じがするのだ。
しかし、実はへそくりのへそは「臍」ではない。これは、麻の繊維をよりあわせて作る糸のことで、くりは糸を「繰る」からきた言葉なのである
機織りをしていた農村の主婦たちが、その糸のうち、余った分で自分の衣服を織ったことがその語源となったようである
それが、やがて家族の財産の一部を内緒に蓄えることに変わっていったようだ
しかし、これは、財産の分与などが認められなかった主婦のささやかな私財だったのである
石川県の舳倉島では、海女たちが平日に働いた分は家族のためのもの、しかし、休みにわざわざ潜って得た稼ぎは自分たちのものというきまりがあった。彼女たちは、その稼ぎで、里の親に酒や金を贈ったのだという。
姑が実権を握り、小遣いすら自由にならなかった嫁にとって、へそくりは自分が自由に使える唯一のお金だったのだろう核家族になった現在では、すっかり消えてしまった習慣の一つである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473