豚に真珠
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生物の不思議 > 動物
とても日常的に使われている「豚に真珠」という諺。なんとなく、日本古来の諺のように思われがちだが、実はこれ、聖書の中の言葉だったのだ。
マタイによる福音書七章六節に「真珠を豚に投げてはいけない」と書かれている。
マタイはイエスの一二弟子の一人でレビと同一人物ともいわれているが、このマタイ福音書七章六節は「神聖なものを犬に与えてはならない」というセンテンスで始まっている。これだけではなく、畳み込むように「それを足で踏みにじり、向き直ってあなたに噛みついてくるだろう」と結ばれる。
とにかく価値のわからないものに貴重品を与えても無駄だということを教えていて、生っ粋の日本の諺で言えば「猫に小判」あるいは「馬の耳に念仏」といったことになる。
聖書の中で豚は、人間のそばにいて、人間の食べ残しを食べる、卑しい動物として扱われている。そのためかユダヤ教では禁忌食物になっている。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |