人出
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 学校じゃ教えてくれない?! > 数字
人気グループのコンサートに何人のファンが押しかけたとか、サッカーの好カードに観客は何人などと発表されれば、それはチケット販売数や席数から計算されたものだと納得がいく。
「どうやって数えたんだろう」という疑問が湧いて当然だ。生真面目な顔でニュースを読み上げるアナウンサーに、「お宅の記者が数えたのかい?」とツッコミを入れてみたくもなる。
しかし、新聞社やテレビ局が数えているわけではなく、警察発表をそのまま伝えているだけである。そう、人出の人数は、警備や交通整理を担当する地元の警察が数えているのだ。
といっても、きちんとカウントしているわけではない。例えばブロックを決め、その中に何人いるかを数え、そのブロックの面積と全体の面積を換算して総数を割り出す方法が一つ。
また定点を決めて、一定時間に何人通過したかを数えておき、時間をかけて総数を計算する方法も使われる。このとき、近くの駅の電車の乗車率、道路状況、駐車場の状況などがデータとして加えられることもある。
神社の参道など、人が行列を作って進む場所では、横に何人、縦に何列というように一定人数のグループを作り、そのグループごとに鳥居をくぐらせながらカウントしていくという方法もある。
つまり、カウント方法は場所により、状況により、また調査する担当の警察署によりさまざまということ。だから発表される数字も、あくまで概算である。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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