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ビキニ
【東京雑学研究会編】

雑学大全生活 > 服装

海岸やプールサイドで、男性の視線を釘づけにする水着といえば、ズバリ「ビキニである。下着に色をつけただけのようなスタイルの水着はとても刺激的で、男性にとって目のやり場に困るデザインだ。この水着を考案したのは、フランスの男性デザイナー、ルイ・レアール。世界中の男性諸君は、彼に感謝しなければならない
さて、ビキニの由来が、サンゴ礁が美しいビキニ島にあることはなんとなく想像できるが、どうして島の名前が水着につけられたのだろうか。
ビキニ島は、北太平洋マーシャル群島の小島。人口はわずか一五〇人くらいである。この島に住む女性が、ビキニのような水着をつけていたから命名されたわけではない。
一九四六年七月一日、アメリカはビキニ環礁で原爆の実験を行った。第二次世界大戦後はじめて、平和時における核実験を実施したのである。世界中のマスコミは非難や容認でハチの巣をつついたような騒ぎになった。水着のビキニがパリのファッションショーに初登場したのが、その四日後の七月五日であった。
アールは、ビキニが発表される少し前に発表された大胆なカットの水着が「アトム(原子)」と呼ばれ、世界で最小の水着として評判になっていたことを知っていた。彼は「世界で最も小さな水着」の発表を予定していたが、名前が決まらなかった。
何か一度聞いたら絶対忘れられない名前はないものか? そんなときに彼の目に飛び込んできたのが、原爆実験に関する新聞記事だった。
アールは、「アトム」に対抗する目的で、四日前にアメリカが原爆実験を行ったビキニ環礁からその名を取ったのである。つまり、デザインの大胆さは原爆のショックに匹敵するほどだ、という意図があったのだ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473