脳のしわ
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 人体
脳のしわは多い方がいいとか、あるいは、深い方がいいというように、頭の良し悪しと脳のしわの関係を論ずる人もいる。本当はどうなのだろう。
脳のしわの数はほとんど決まっていて、人によって大きな差はないそうである。だから、脳のしわの多さ、深さ、つまり、脳の表面積の広さも、脳の良し悪しにはあまり関係ないといえる。
では、脳の良し悪しは何で決まるのか。実際にはよく解っていないのである。しかし、脳の神経細胞とそれらをつなぐ神経繊維が注目されている。
大脳には少なくとも一〇〇億個の神経細胞があり、それらを神経繊維がつないで、多くの回路を作っている。シナプスと呼ばれる神経と神経のつながりは、大脳全体で数兆個あると言われる。そして、そのつながり方にも多くの形式があり、その形式や神経の種類によっても、伝わり方に違いがでる。
これらの神経の配線がうまくいっているか、あるいは、配線されていても、それをうまく利用しているか、頭の回転の良し悪しは、実は、この点にかかっているようなのである。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |