脳
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 人体
人間の脳の重さは一体どれくらいなのだろうか。
日本人の男性の脳の重さは、四三七人の平均で一四二四グラムである。また、女性は一三四人の平均で一二五六グラムになる。ヨーロッパの男性の場合は、男性が六六四人の平均で一三八五グラム、女性が二四二人の平均で一二四五グラムとなっている。ヨーロッパ人より日本人が、女性より男性の方が脳が重いようだが、これは頭の大きさにも関係しているのかもしれない。
さて、頭がいいと脳が重いとか、脳のシワが多いとかよく言われるが、これは本当なのだろうか。
人間の脳の重さは平均で一二〇〇から一五〇〇グラムだそうである。ロシアの作家ツルゲーネフは二〇一〇グラムあったというし、イギリスの政治家であったクロムウェルも二〇〇〇グラムあって、歴史に残る人物で脳が重かった人は多いようである。
しかし、文豪夏目漱石は一四二五グラムだったし、フランスの小説家アナトール・フランスの脳の重さはわずか一〇一七グラムだったという。これからすれば、重さ=賢さという図式にはならない。
動物でいえば象は四〇〇〇グラム、マッコウクジラは九〇〇〇グラムもの脳を持っているが、人間より頭がいいとはいえない。つまり、重さは頭のよさに比例しているのではないということになるのだ。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |