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ノアの方舟
【東京雑学研究会編】

雑学大全社会 > 宗教

神が人類を救ってくれる象徴であるノアの方舟」。人類が堕落し、大洪水がすべてを流しさるとき、ノアだけが家族や動物と一緒に避難することを許された。その乗り物が「ノアの方舟である
旧約聖書』によれば、方舟はノア自らが作ったもので、アカシアの木を使い、その大きさは長さ三〇〇キュービット、幅五〇キュービット、高さ三〇キュービットと表現されている。
このキュービットだが、エジプトやメソポタミアなど古代オリエントで使用されていた単位で、地方や時代によって長さがさまざま。例えば、バビロニアでは一キュービットは今でいう五三一ミリ、アテネでは五二二ミリ、ペルセポリスでは四八七ミリであった。
どうして、こういう誤差が生まれたかといえば「一キュービット」の単位が、ファラオの曲げた肘から中指先端までの長さだったからである。そのために、ファラオが交代するたびに、キュービットも変化した。
ノアの方舟」を現代の大きさで正確に表すのは無理だが、おおざっぱに計算すると、長さ一三五メートル、幅二三メートル、高さ一四メートルである。ノアが一人で作ったにしては、あまりに巨大な船なのである
お話によくありがちなデフォルメなのだろうが、確かに人も、一つがいずつのさまざまな動物も乗ったとなると、このくらいの大きさは必要だったかもしれない。
神話や聖書はとにかくスペクタクルドラマなのである。さすがに、方舟の言葉のイメージどころではない大きな船だったのだ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473