data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

ナマケモノ①
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 動物

その名に恥じない怠けぶりで、知れば知るほどうらやましくなるのが、ナマケモノのライフスタイルである
私たちはナマケモノというと、木の枝にだらーんとぶら下がっている姿を思い浮かべる。だが、写真などでおなじみのあの格好も、実は移動中の姿で、ナマケモノにとっては、精一杯活動しているところなのである
徹底した樹上生活を送るナマケモノは、一日のほとんどを、自分の気に入った枝でじっと座ってすごす。
また、生き物にとっては生存の絶対条件で、最大の楽しみであるはずの食事さえ、手抜きですませる。彼らが食べるのは、セクロピアなどの木の葉だが、できるだけ手の届く範囲で食事をすませようとする。努力してまで、食べ物をとろうなどとは考えないらしい
しかも、口に入れた葉を、よくよく噛もうとはしない。それでも消化できるのは、胃がいくつにも分かれており、そこに食物繊維を分解できるバクテリアがいるからなのである。つまり、草食に最も適応した動物のウシの胃と、同じ仕組みになっているのだ。
その上、胃袋に食べ物が入ったという情報が脳に届くのが遅いので、ひっきりなしに食べ続けることになる。胃は常に満杯で、ときには体重の三分の一が胃袋という事態を招き、その消化に一か月もかかるという。だからといって、胃がパンクすることもなく、バクテリアじっくり消化してくれるのだ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

握手  奥の手  国連旗  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全

「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全」東京雑学研究会

“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!

出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473