data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

鳥と電線
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 鳥類

感電という言葉は誰でも知っているが、この現象を正しく理解しているだろうか。感電するというのは、電気があるところからあるところへ流れる場合に、その「通り道」になってしまうことである
例えば、地面に立っている人間が、絶縁体に包まれていない裸電線に触れば、電流は手から胴、足、地面へと伝わり、その通り道になった人体は、確実に感電する。人体は比較的電気をよく通す「良導体」なのである
電線に止まっているカラスやスズメが感電しないわけはこうである。カラスやスズメは空気(優れた絶縁体)に囲まれているだけで、一本の電線以外どこにも触れずに止まっているから、電気はどこにも流れない。つまり、カラスやスズメのからだが電気の通り道になっていないからである
おかしな想像であるが、もし、カラスやスズメが二本ある電線の両方に足をかけて止まったとしたら、二本の電線の間に電気の通り道を作るようなものだから、確実に感電死してしまう。また、人間も、二本の電線に手をかけてぶら下がったりしないよう、いたずらもほどほどにしておかないと大変なことになる。
落雷も同じことだ。人体が地面との間で、電気の通り道になるので感電する。凧の糸が電線にひっかかったときも、ぜったいに糸に手を伸ばしてはならない。感電の危険があるので、ただちに、電力会社に知らせよう。また、大木に落雷することもよくある。雷を避けようと、木のそばに身を寄せたりすると、人体にも電流が流れたり、折れた木で怪我をすることもあるので、最低二メートル以上離れるようにしよう。
なお、日本では年平均で二〇~三〇人が屋外において雷により命を落としている。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

握手  性的に刺激する色  裁きの豆  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全

「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全」東京雑学研究会

“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!

出版社: 雑学大全[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473