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空③
【東京雑学研究会編】

雑学大全自然 > 天候

地球は大気の膜で包まれている。
宇宙船や人工衛星から撮影された地球の写真で、地球を取り巻く水色の薄い膜のような大気を見ることができる。
地上から見上げる空が、この空気の膜だと考えると、空気のあるところが空でそれ以外が宇宙ということになる。
しかし、上に行けば行くほど空気は薄くなるが、空気のあるところとないところに明確な境界線はない。
地上一〇キロメートル辺りはジェット機の飛行高度にあたるが、空気はかなり薄くなる。さらに上空一〇〇キロメートル辺りは周囲が暗くなる。一三〇キロメートル辺りになると光の吸収や反射もなくなりさらに暗く、この辺りでオーロラが発生する。
二〇〇キロメートルになると周囲は真っ暗になる。この近辺では空気はさらに薄くなる。
地上八〇~五〇〇キロメートルの範囲は熱圏と呼ばれる。このエリアでは太陽光線を直接に受ける酸素やオゾンなどの分子が熱を吸収するので、気温は三〇〇~一三〇〇度にもなる。ただし、大気圏の一〇万分の一程度の空気しかない真空に近い状態なので、物体を加熱することもない。
五〇〇キロメートル付近はスペースシャトルや宇宙ステーションスカイラブ」の飛行する地域。ここから上は外気圏と呼ばれ、一般的な概念からするとほとんど宇宙と呼んでさしつかえないような状態なのだが、高度一〇〇〇キロメートルになっても、厳密に計測するとわずかに空気の存在が確認できる。
このように、ここまでは空気があるので空、この先は空気がないので宇宙、といった境界線はひくことができない。
ただし、一般的には熱圏の中の空が暗くなる地上一〇〇~二〇〇キロメートル辺りが、宇宙と空の境と考えられている。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473